【イベント開催】イノベーション促進へ向けたビジネスマッチング

2023年10月16日、大阪府大阪市にある”QUINTBRIDGE「クイントブリッジ」”（NTT西日本が運営するイノベーション施設）にて、スウェーデン・マルメ市からの訪問団を招き、日本とマルメのビジネスマッチングの可能性を探るイベント『Japan Bridge Business and Innovation Hub Conference in Osaka』を開催いたしました。

マルメ市について

マルメ市はスウェーデンに位置し、持続可能な生活環境を提供するスカンジナビアの都市です。スウェーデンは持続可能性、ジェンダー平等、ワークライフバランス、幸福度などで高い評価を受け、ヨーロッパのイノベーションセンターであり、デジタルトランスフォーメーションにおいて世界をリードしています。

マルメは戦前、「産業都市」から「知識の都市」へと変革し、持続可能な都市開発とイノベーションエコシステムへの投資により、現在ではスウェーデンで最も成長が早い都市の一つとなりました。

2022年には平均して1日に9つの新企業が設立され、そのビジネスセクターは多様であり、特にライフサイエンス、食品、持続可能性、ゲーム、ICT分野で成長しています。

また、マルメは国際的で多文化な都市でもあります。約半分以下が35歳以下、180以上の異なる国籍を持った約36万人の住民が暮らし、活気ある食文化と多彩な起業文化が栄えています。

マルメ市とのビジネスパートナーシップの可能性

マルメは変革と持続可能性に向けた思い切った決断を重ねており、多くの分野での発展とイノベーションを牽引するビジネスハブへと成長しています。

現在も、国際的な協力を通じてイノベーションへの投資を続けており、その中で特に日本との連携の価値を認識し、日本の起業家やイノベーターとの協力を強化し、マルメのビジネスとイノベーションハブとの連携を積極的に推進しています。

マルメ市からの提案として、20年以上の経験を持つスタートアップハウスが、日本の起業家に対し、充実したオフィススペース、スプリント、インキュベーション、スケールアップ、アクセラレーションに関する多彩なプログラム、そして専門のサポートスタッフを提供し、イノベーションエコシステムのイベントに簡単にアクセスできる機会を提供します。

マルメは「産業都市」から「知識の都市」への変革を経て、持続可能な都市開発とイノベーションエコシステムへの投資によって急速に成長しました。この経験と知識を、日本の行政と民間双方が積極的に受け入れることで、日本自体の発展に寄与する可能性があるでしょう。

マルメ市への訪問団および、ご参加いただいた皆様に心から感謝申し上げます。