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【Podcast出演】「Your Next Chapter Japan 」
2023年8月、Eri Ochiaiさんが運営・パーソナリティーを務める、Podcast番組「Your Next Chapter Japan」に、CEOラーションが出演いたしました。
彼女は国際的なキャリアコーチで、日本での生活と仕事の成功をサポートしており、東京のコーディングブートキャンプに参加した、20カ国以上からの卒業生300人以上に対し、IT業界との架け橋となって、企業の成長・外国人の活躍に貢献しています。
1時間にわたる番組でラーションは、日本のIT業界で活躍する外国人起業家として紹介されました。そして自身の人生を振り返りながら、情熱をもって仕事に臨むことがなぜ重要であるかを明らかにし、その情熱の大きさを証明しました。同時に、ラーションの日本社会へ馳せる熱い思いが、視聴者に深く共感を呼び起こす内容となっています。
ラーションの人生録と、新しい環境へのアプローチ
スウェーデン王立工科大学でコンピューターサイエンスを学んでいた当時、ラーションは、将来起業することは視野に入れていましたが、まさか日本、そして香川県で起業家になるとは、夢にも思っていなかったと語りました。
元来、かなりのチャレンジ志向で、興味を持ったことには没頭する性格だというラーション。そして、興味のあることをさらに追求したいなら、内向的な性格ではダメだと気づき、大学時代は様々な挑戦に取り組みました。
またラーションは、チャレンジ志向な性格だけでなく、どのような状況でも冷静な判断力を持つ心構えが、異国の地での起業を成功させた要因であると述べています。
日本に移住した最初の頃、スウェーデン企業のビジネスモデルをそのまま日本で実行する提案もありました。しかし、当時のラーションは、新しい環境に置かれた自分を冷静に分析し、その環境に合わせて行動すべきだと考えました。彼は自己評価を行い、「日本でのビジネススキル」が不足していることに気づき、まずはその向上に焦点を当てることを決断したと語りました。
日本と北欧文化の違いと、コロナ禍での営業活動
外国人が日本での職に就く際、最初の重要なステップとして、ラーションは「日本の文化を理解すること」が不可欠であると語っています。
歴史的な背景から、北欧人は常に国際情勢を注視し、変化を好む傾向があります。一方で、日本人、特に香川県に焦点を当てると、一般的には内向きで、本土から新しいアイデアやコンセプトを四国に持ち込む傾向があると、ラーションは述べています。
そのような環境に適応しながらも、北欧の仕事スタイルを取り入れるため、ラーションは起業し、初年度は香川でのネットワーク構築とビジネスモデルの試行錯誤に専念しました。
多くの日本人起業家が持っているであろうビジネスコネクションを持たない外国人として、地方でネットワークを築くことは非常に困難で、さらにその維持も容易ではありませんでした。そして、この課題に取り組んでいた時期に、世界は新型コロナウイルスに見舞われ、新たな突破口を探る必要性に迫られました。
結局のところ、新型コロナウイルスの流行により、当時の状況に合ったアプローチが必然的となり、また現在のDreamlyという組織の形を作り上げる契機となり、良い変化であったとラーションは振り返ります。
「謙虚さ」と「パッション」の密接な関係性
ラーションは日本での経験から、「謙虚さ」の大切さを認識しており、パッションを持って働くためには、「謙虚さ」が欠かせない前提条件だと確信しています。
なぜなら、Dreamlyでは、未来の起業家を育てる心持ちで、従業員の人材育成を行なっており、技術面での向上はもちろん、ソフトスキルの向上も重要視し、チームメンバーで共にプロジェクトを達成できる環境づくりを心掛けているからです。
問題や課題に謙虚な姿勢を持つことは、チームメンバーとの協力の一環であり、同様にお客様のプロジェクトへのアプローチにも謙虚さを取り入れることで、最終的には双方にとってより優れた提案が生まれると信じています。
Dreamlyの目指す姿と、日本の職人技術の可能性
イノベーションを起こし、新時代を築き上げるために、日本社会には様々な問題点があるとラーションは指摘します。
そして、日本の行政、そして民間と企業は、多岐にわたる観点からからアプローチする必要があり、Dreamlyは同様のビジョンを持つ者の一部として、必要なリソースを集め、イノベーション環境を強化していくことに注力し、イノベーションプラットフォームとして成長し、新時代の日本の到来を支えていくことを目標としています。
また、イノベーションプラットフォームが整備された際、ラーションは日本の職人技術を有効活用する方法を模索するべきだと提案しました。
この繊細な技術は他の国々では類を見ないほど精巧で、なぜこれがイノベーションやIT業界で活用されていないのか、その点について外国人である彼にとっては、非常に疑問に感じるそうです。
品質、デザイン、芸術性の要素を兼ね備えた職人技術が、適切な環境で活かされると、どのような新たなイノベーションが生み出されるのか、それが非常に興味深いと彼は述べました。
最後に
番組内で、ラーションは今、日本で挑戦しようとしている外国人に向けて、長期的な目標を設定し、日本人と実際にコミュニケーションを取ることを奨励し、文化を理解する重要性についてアドバイスしました。また、自分のアイデンティティを大切にしながらも、柔軟に日本の文化に適応し、成功するための信念を持つことを強調しました。
パーソナリティーとしてだけでなく、素晴らしいインタビュアーとして、Eri Ochiaiさんがラーションのビジョンや信念を引き出して下さったことに感謝申し上げます。今後も外国人と日本企業の架け橋として、さらなるご活躍を期待しています。
Podcastの内容は、Youtubeからご覧いただけます。
Eri Ochiaiさん、ご紹介。